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ハンディターミナルの基礎知識

ハンディターミナルを使う理由
ハンディターミナルの基本機能 ハンディターミナルの無線機能 ハンディターミナル運用の基礎 アプリケーションの準備

ハンディターミナルの落とし穴

ただいま充電中 生かせない大容量 環境測定で安心導入 命をつなぐ充電池 誰でもつまずく最初の一歩 頼れるメーカーサポート

ハンディターミナルの基礎知識

ハンディターミナルを使う理由

 ハンディターミナルは、様々な場所や用途で使われていることから、共通した評価が得にくい端末です。当然のことながら、ハンディターミナルのメーカーは自社商品の情報しかわかりませんから、いくつかのメーカーに問合せをかけて、システムの要件を満たせるかどうか十分に比較検討することが重要になります。
表面的な仕様は商品のパンフレットなどでもわかるのですが、それぞれが独自のOSをもった端末ですので、細かい仕様が実現可能かどうかということは、一つ一つ確認しておく必要があります。メーカー毎に機器の仕様が異なり、内部のアプリケーションに互換性がないために、後から機種を変更することは難しくなります。事前に出来ることと出来ないことを十分に把握しておく必要があるでしょう。
ハンディターミナルは非常に選定が難しい機器ですが、それらが持つ優れた性能から、さまざまな企業で日常的に使用され、業務の効率化に貢献しています。なぜこのように選定が難しい機器が使われるのか。もちろんそれには理由があります。
選定が難しいというのは、ハンディターミナルを用いたシステムを設計・開発する側の問題であり、実際に使って作業する側、得られるデータを活用する側の問題ではないからです。ハンディターミナルを使う目的は、管理業務に必要なデータを収集し、それを用いて業務の効率化やサービスの向上を実現するためです。そのためには、「データを効率的に収集する」ということが第一に考えられるべきであり、システムの設計や開発する側の「選定が難しい」といったことは問題ではありません。
システムを設計・開発される方のなかには、どうしてもご自身が使い慣れた技術や機器を採用するほうが、「責任をもって提案できるから」という理由で、PDAなどをクライアントにお勧めしがちですが、そうであってはならないのです。
それでは、さまざまな業種の企業がハンディターミナルを使う理由について、代表的なことをいくつかご紹介します。これらのことは、バーコード読み取りなどの基本機能以前に、過酷な環境で使われる「ハンディターミナル」という機器の基本性能です。

耐環境性能

 データ収集作業は清潔なオフィス内ではなく、工場や倉庫または屋外で行われることがほとんどです。ですから、ハンディターミナルは塵や埃が多い場所や、悪天候下での運用が想定されており、国際規格(IEC)に準拠した防塵防滴性能を持つものがほとんどです。現場のハンディターミナルを見ていただくとわかるのですが、ほとんどの場合、塵や埃がこびりついて真っ黒になっていて、「よくこれで動いているなぁ」と感心させられます。耐環境性能は必須の性能です。

耐落下強度

 ハンディターミナルには「耐落下強度」という値が定義されており、落としたときのために特殊ゴムなどによるクッションが本体の適切な箇所に付いています。データ収集作業は、物を持ったり移動したりしながらの作業となる場合が多いことから、携帯端末は思った以上に落とされます。そして落とした拍子に蹴ってしまうこともあります。耐落下強度を持つことも必須であるといえます。

閉鎖性

 ハンディターミナルは独自OSを搭載しています。それのどこが良いかというと、完全に閉じた環境であるということです。パソコンやPDAはいろいろな周辺機器で拡張でき、さまざまなアプリケーションがインストールできます。しかしその反面、あるソフトをインストールしたら、業務アプリケーションに不具合が出たというのはWindowsの世界では非常に良くあることで、その解決が難しいことは開発者の皆さんが身にしみていることでしょう。 パソコンやPDAにはWindowsというOSが搭載されていますが、これはパソコンやPDAメーカーだけではなく、OSメーカーにも依存することを意味します。もしOSに不具合があったとして、パソコンやPDAメーカーが改善したいと思っても、OSメーカーが対応しなければ改善できないということになるのです。

単純化

 基本的なオペレーションは、画面上のガイダンスを見ながら「ボタンを押す」だけです。電源ボタンですぐに処理が開始、トリガーボタンでバーコード読み取り、テンキーで数量入力など、画面上のガイダンスにそって誰でも簡単に使うことができるのです。逆に言うと余計な操作が出来ませんので、作業者は作業に専念することができ、効率的なデータ収集作業が行えます。 アプリケーションの作り方によっては、一画面に様々な機能を持たせることもできます。機能をとるか容易さをとるか、システム要件と作業者のレベルを考慮してアプリケーションを設計する必要があるでしょう。

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