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ハンディターミナルの基礎知識

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ハンディターミナルの落とし穴

ただいま充電中 生かせない大容量 環境測定で安心導入 命をつなぐ充電池 誰でもつまずく最初の一歩 頼れるメーカーサポート

ハンディターミナルの基礎知識

ハンディターミナルの基本機能

ハンディターミナルは、データ収集用の端末です。一番簡単なデータ収集作業をイメージすると、
  (1)バーコードなどを読み取って、
  (2)数量を入力して、
  (3)結果をファイルとして溜め込んで、
  (4)(1〜3を繰り返して・・・)パソコンなどへ結果ファイルを送信する
といったような流れになります。ここでは、これらを実現するためのハンディターミナルの基本機能についてご紹介します。

スキャニング機能

 バーコードなどを読み取るための機能です。ほぼ全ての機種でバーコードは読み取り可能です。それに付加する形で、2次元コード、OCRフォント、RFID、非接触ICカードなどの読み取り可能シンボルやメディアが機種ごとに決まっています。

キー入力機能

 数量など付属情報の手入力や、処理の確定、機能呼び出しなどを行うための機能です。テンキーにより、数字、アルファベット入力が可能です。カタカナや漢字入力が可能な機種もあり、携帯電話のような入力方式が採用されていますが、「誰にでも出来る」簡単な操作でデータ収集させることが目的ですから、数字以外の文字を入力させるのは極力さけたいところです。 そのほかにも電源キーや機能キー(ファンクションキー)など、作業に必要になると思われる最低限のキーが装備されています。

画面表示機能

 画面表示して情報の確認を行うための機能です。機種により大きさに違いがありますが、液晶画面がひとつ付いています。少し前までは、画面が暗く見にくいものばかりでしたが、最近は背景やバックライトが白い液晶画面やカラー液晶を採用した機種が増えており、視認性が向上してきています。 また、液晶画面の解像度が上がってきたため、表示可能な文字数も多くなっており、中には画像を表示できる機種も出てきています。

ビープ音・バイブレーション機能

 作業者が行った操作が正しかったか否かを、ビープ音やバイブレーションで作業者に伝えるための機能です。作業者はデータ収集作業になれてしまうと、必要に迫られない限りは、いちいち画面を見ながら作業は行いません。そこで、間違った操作をした際にはアラームとしてビープ音やバイブレーション機能を用いて、作業者に通知することが極めて重要になります。

ファイル入出力機能

 収集したデータをハンディターミナル内に保持、または事前にパソコンなどからダウンロードしておいたファイルを参照するための機能です。ファイルの追加・更新・削除・検索などが行えます。 ファイルひとつあたりの大きさやメモリの容量、ファイル自体の持ち方やファイル数などの制限がメーカー(または機種)ごとに異なりますから、大量または複数のデータを取り扱う場合には、ファイル入出力の仕様についても十分調査しておいたほうが良いでしょう。

ファイル送受信機能

 収集したデータをハンディターミナルからパソコンへファイル送信(アップロード)、または事前にパソコンなどから参照用マスタをファイル受信(ダウンロード)するための機能です。通常はRS-232CやUSB接続された通信アダプタを介して、独自プロトコルにてファイル転送を実現します。 独自プロトコルについては、ハンディターミナル/パソコン側共にファイル転送用のライブラリがメーカー側で用意されていますので、通信プロトコルを意識することなくファイル転送が実現できます。

ここでは、ハンディターミナルの基本機能をご紹介しました。このほかにも充電池または乾電池対応、充電方法、重量や寸法、読み取り部の光源(CCD/レーザー)や照射角度など様々な要素も、場合によっては考慮する必要があるでしょう。

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